本城

本城は、奈良市にある日本料理のお店です。

本城の最寄り駅は、JR大和路線（奈良線）の平城山駅（ならやまえき）ですが、駅から離れていて、歩いて行くと25分ぐらい掛かります。

近鉄京都線の高の原駅からバスでも行けます。その場合は「左京四丁目」のバス停が近いです。

ならやま大通りの北側で、住宅街の中にあります。奈良県の北の端で、京都府の木津市に隣接しています。

本城の駐車場は店舗前にあって、3台駐車できます。空きスペースを使って、最大5台まで駐車できます。

本城外観

本城は2023年11月に移転オープンしました。

店主は、京都の一流店で修行をして、パリの日本大使館で公邸料理人を務めて、東京で独立開業して、奈良に移転したそうです。夫婦で切り盛りされていました。

予約をしてから日曜日の12時にランチに行ったところ、この日は予約で満席でした。本城は人気店で、平日も週末も全部が予約で埋まっています。特に週末は予約の受付開始日に連絡をしないと、予約が取れないと思います。

ランチの予約方法は、奇数月の1日午前9時に2ヶ月後と3ヶ月後の予約を受け付けています。例えば、5月1日に、7月分と8月分の予約を行えます。

9時に電話をしましたが、ずっと話し中でなかなか繋がりませんでした。時間を開けて、30分ぐらいに繋がりました。

お客さんは、夫婦連れや女性グループが多かったです。座席は、4人掛けのテーブルが2卓、カウンターが5席ぐらいありました。

隣のテーブルとの間隔が少し窮屈に感じました。店内は清潔感があって、落ち着いた雰囲気です。堅苦しい感じはありませんでした。

ランチメニューは、昼の会席コース（税込5,500円）の1種類のみです。ディナーメニューは、夜の会席コース（税込13,200円）のみです。

料理の内容は月毎に替わります。

（メニューの写真はクリックすると拡大します）

昆布茶から出て来ました。

前菜、五種盛。春菊と木ノ子のおしたし、茄子・生湯葉・おろし生姜茄子、海老・栗・しめじ・白和え、胡麻豆腐、筋子醤油漬け・山葵、蟹真蒸・銀杏・紅葉蒟蒻・いちょう芋です。

料理の1品1品が丁寧に作られていて、どれも美味しかったです。見た目もきれいです。

吸物。甘鯛、冬瓜、人参、口柚子です。出汁がきいていました。日本料理店では薄味の物が多いですが、しっかりした味付けでした。

造り。よこわ、ぶり、ヒラメです。海のない奈良ですので、良い魚を仕入れるのは大変と思います。

焼物。さわら西京焼き、もってのほか甘酢漬け、枝豆です。さわら西京焼きは、噛んでいるとずっと美味しさが長続きしました。

「もってのほか」というのは、山形県の郷土料理で、食用菊のおひたしです。

焚合。東寺巻き湯葉、蕪、里芋、紅葉麩、かにあんかけです。優しい味でほっこりしました。

留め椀、御飯。赤だし、落花生ご飯、香の物です。

落花生のご飯は初めて食べました。ほんのり味付けがしてあって、お代わりが欲しくなりました。

香の物も自家製で、奈良の食材を使用しています。コリンキーの浅漬けが珍しかったです。

水物。柿、黒胡麻ムース、バニラアイス、大納言小豆、蜂蜜ときな粉のソースです。

たくさんの品数で、どれも美味しくて、感動しました。1品ずつ出て来て、13時40分頃に食べ終わりました。腹8分目になりました。

全ての素材に拘っていて、どれも期待以上に美味しかったので、コストパフォーマンスは良いと思います。予約で数ヶ月先まで満席になるのが分かります。年配の人にもおすすめです。

本城－営業情報