菊水楼(きくすいろう)
菊水楼(きくすいろう)は、奈良市にある老舗の料亭です。
創業は明治24年で、120年以上になります。奈良を代表する有名な料亭で、奈良では誰もが知っています。
菊水楼の最寄り駅は近鉄奈良駅で、駅から歩いて15分ぐらいです。JR奈良駅から歩いて行くと20分は掛かると思います。
三条通りを奈良公園の方に真っ直ぐ進むと、春日大社の一の鳥居があって、菊水楼はその手前にあります。
建物は国の登録有形文化財に指定されています。
駐車場は14台分あるようですが、三条通り沿いに3台分あって、菊水楼の東側を南北に走る国道169号沿いに広めの駐車場があります。
三条通りのこの周辺は東向きの一方通行ですので、車で行く場合は迂回させられたりして、往来がしにくいです。
規模の割に停められる台数は少ないように思います。駐車場の予約はできません。
和風の建物ですが、土足のまま入ります。1階の大広間のダイニングに案内されました。
予約をしてから日曜日の12時にランチに行ったところ、ほぼ満席でした。予約で全てのテーブルが埋まっていたようです。
週末に菊水楼に行くときは、予約はした方が良いです。お客さんは、比較的年配の人が多かったです。
座席は、4人掛けのテーブルが12卓ぐらいあったと思います。隣のテーブルとの間隔が広くて、ゆったりしていました。重厚な雰囲気で、少し緊張感があります。
2階には個室もあります。個室は完全予約制で、ダイニングとはメニューが異なります。菊水楼は、最初は料理旅館でしたので、その宿泊用の部屋を個室としして利用しています。
ダイニング用のランチメニューは4種類ありました。
(メニューの写真はクリックすると拡大します)
飛鳥 | 税込3,500円 |
高円 | 税込5,400円 |
朱雀 | 税込7,000円 |
カレーランチ | 税込2,000円 |
飛鳥(税込3,500円)です。
籠盛り。造り、きのこ酢、柿白和え、鴨ロース醤油煮、サーモン巻き南蛮漬け、紅芋巾着などです。
手が込んでいて丁寧に作られていました。少しずつ色々な料理を食べられます。
濃餅(のっぺ)。厚揚げ、大根、人参、山芋、こんにゃくです。おん祭りの日に食べる習慣があるそうです。素朴で優しい味でした。
奈良茶飯と秋鮭柚香焼です。茶飯は奈良の郷土料理で、東大寺や興福寺で精進料理として食べられていたそうです。
奈良漬けと柚子大根、甘味です。
料理は月毎に変わります。
食べ終わると腹7分目になりました。
3,500円(税込)で、料理の内容だけで考えるとコストパフォーマンスは良くないように感じましたが、菊水楼で食べたという価値を含めると妥当なのかもしれません。
以前は洋食のレストランがあったのですが、2020年5月に終了しました。その名残で、和食のメニューの中にカレーランチがありました。
菊水楼には、和食の菊水と うなぎ料理の うな菊の2店があります。うな菊は2016年に新しくオープンしました。
菊水楼(きくすいろう)−営業情報
食べに行った時期 | 2020年11月 |
所在地 | 奈良県奈良市高畑町1130 |
定休日 | 不定休 |
営業時間【ランチ】 | 11:00〜15:30(ラストオーダーは60分前) |
営業時間【ディナー】 | 17:00〜21:00(完全予約制で個室のみ) |
予約 | 可(おすすめ) |
電話番号 | 0742-23-2001 |
お店のHP | 菊水楼 、フェイスブック 、インスタグラム |